2014年10月18日(土)、(MR.GENTLEMAN)が2015年春夏コレクションを発表した。会場となったのは渋谷ヒカリエ。吉井雄一主催のファッションイベント・VERSUS TOKYOの幕を切るランウェイショーだ。
テーマとなったのは「Memories」。イタリア、フランス、メキシコ、ジャマイカ、ブラジル、ニューヨーク 。様々な土地での思い出が、コレクションには生かされる。その中でも、カラーバランスと素材の重さについては、今回かなり考慮されたようだ。 ショーの序盤、スポーツ素材を多用したベーシックなコーディネートが流れていく。胸ポケットやフードに用いられた、細身のパンツに用いたテクニカルな素材など、軽やかさを意識した素材使い。ルックはホワイトをベースに、レッド、ブルー、イエローがアクセントになるポップな色合いからはじまり、であるパープルやブルーをとりいれたニュアンスのある組み合わせ、そしてやグリーンがはじけるユニークなカラーリングへと推移する。
そして後半、あっと言わせるほどにユニークなアイテムの応酬が始まる。その先陣を切った、イタリア チンクエ・テッレの街並みがそのままジャガードで表現されたジャケットは、で強いインパクトがありながら、どこか余裕も共存する絶妙なバランス感。その後もTシャツとショートパンツがつながれたや、ポーチが付いた、パステルカラーのレザーアイテムなどが続く。想像を超えるようなミックスで生み出される、ウェアやアクセサリーの放つ存在感は、観客の目を終始奪った。 近年、多くの要素をミックスして服を生み出すことは主流になってきているが、ミスター・ジェントルマンのコレクションは、その流れの中でも特にデザインの自由度が高いように感じられる。それは、美しさや自身の信念に固執するでもなく、単純にファッションを楽しんでいるからなのだろう。そんなデザ
グッチケースコピーイナーの姿勢は、一般客にもショ
エルメス傘コピーーを解放した、VERSUS TOKYOの主催にもつながっている。吉井雄一、オオスミタケシのデュオは、東京ファッションの新しいスタンダードを生み出しつつあるのかもしれない。そう考えさせるほどに、勢いに満ちたコレクションとなった。